ContractSが「AI利用状況調査」を実施

契約業務にAIを使用しているのは全体の43.1%に

AI技術をビジネスで活用する企業が増加しており、特にリーガルテック市場では、AIなどを活用した製品について、弁護士法72条に違反しない条件が法務省から示されたことを受けて、製品開発や導入が進むなどといった市場変化が起きている。

そこで、契約ライフサイクルマネジメントシステム「ContractS CLM」を提供するContractS株式会社が、9月15日から9月16日にかけ、全国の20歳から59歳かつ過去6か月以内に契約関連業務を経験した企業勤務の男女1,030人を対象に、契約業務におけるAI利用の可視化を目的として「AI利用状況調査」を実施。その結果を10月13日に発表した。

同調査で『あなたの会社では、生成AIやその他のAIを契約業務に使用していますか?』と質問したところ、「はい」との回答が全体の43.1%、「いいえ」が53.1%、「わからない」が3.8%となり、約半数がAIを契約業務に使用していることが判明している。

契約業務においては「契約書のレビュー」での活用が最多

『生成AIやその他のAIを契約業務のどの領域で活用していますか?(複数回答)』と質問すると、「契約書のレビュー」との回答が63.2%で最多。「契約書のデータ抽出」が59.0%、「契約書の作成」が56.6%、「契約書の管理」が47.7%、「契約書や関連情報の要約」が33.3%などと続いた。

契約書のレビューや契約書データの抽出/作成といった領域で、半数以上が活用をしていることがわかっている。

また、『生成AIやその他のAIを契約業務に使用しない理由は何ですか?』と聞くと、「どのように活かせるかまだわからない」との回答が最も多く33.7%。次いで「不必要だから」が22.0%、「安全性・セキュリティ」が11.8%、「予算不足」が8.5%、「社内ルール・ガイドラインに反するから」が6.2%などとなった。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

ContractS株式会社 プレスリリース
https://www.contracts.co.jp/news/16664/

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