高校生の就活をDX
ハンディは2024年1月11日、高校生の就活をデジタル化する「Handy進路指導室」が全国850校以上で利用され、わずか2年で労働量の大幅削減や印刷枚数85%減を達成したと発表した。
「Handy進路指導室」は、高校生の仕事選択をデジタル化し、生徒自らがITで主体的に就活ができる“学校公認”の求人票管理サービス。
「紙の求人票」は先生の負担が大きい
これまで高校生の就活は、学校に届く「紙の求人票」から、手作業で希望する就職先を見つけるというのが一般的だった。
求人情報を開示する作業は進路指導の先生に委ねられ、近年の求人増に伴い負担が増していた。
また紙の求人情報は、就職先の検索や家庭での求人内容の共有が課題で、現代の高校生にとっては扱いにくい。さらに求人企業も、生徒からの反響を感じることができず、求人活動を学校に頼らざるを得ない。
しかし就職協定の現状もあり、経験の浅い高校生が大学生のように学校のサポート無しで就職活動を行うには不安もある。
「学校紹介」の仕組みに準拠し、ITでパワーアップ
そこで同社では2021年12月に、全国の公・私立高校の先生の意見を元に「Handy進路指導室」をリリースし、学校が関わる就活をITでパワーアップさせた。
同サービスは、従来の「学校紹介」に準拠。求人企業からの広告掲載料などで運営することで学校の導入費用、月額費用等を無料とした。
学校は、企業からの求人票をPDF化して同社システムにアップロードするだけで、学校専用の求人検索画面や求人一覧表の利用が可能。学校が利用者アカウントを発行するためセキュリティ面でも安心でき、専用アプリの追加やインストール不要で様々なデバイスで利用できる。
求人企業も、写真や動画、添付資料などの配信が可能となる。
同サービスを利用した高校では、求人票公開にかかる必要教員数が半減し、公開までの日数が6割減、平均印刷枚数が85%削減され、継続利用意向率が93%となっている。
(画像はプレスリリースより)
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