リーピーがAI生成ツールの導入状況について調査

「ChatGPT」を導入しているのは全体の16.1%

株式会社リーピーが7月28日から8月16日にかけて、取引先企業を対象にAI生成ツールの導入状況に関する調査を実施し、その結果を8月25日に発表した。

同調査で『現在、生成AIツール「ChatGPT」を導入していますか?』と質問したところ、「すでに導入している」との回答が全体の16.1%で、「導入したいが、まだできていない」が32.3%、「導入は検討していない」が41.9%、「詳しくは知らない」が9.7%という結果が得られている。

「すでに導入している」と回答した企業のうち、有料版を利用しているのは20%程度であることもわかったほか、「導入を検討していない」と「詳しくは知らない」を合わせた回答割合が全体の半数以上になっており、DX化に対する積極的な取り組みが少ない実態が明らかとなった。

導入が進んでいない理由は「活用イメージが湧かない」

『導入が進んでいない理由はなんだとお考えですか?(複数回答可)/導入できていないと回答した企業』との質問では、「活用のイメージが湧かず、どこから着手すべきかわからない」という回答が最も多く57.1%で、次いで「手が回っていないから」が50%、「ノウハウがなく、何となく難しそうと感じているから」が21.4%となっている。

経済産業省の『AI導入ガイドブック概要』では、中小企業のAI導入の障壁として、「経営層のAIへの詳細理解と自分ごと感のなさ」が、全国の中小企業360万社のうち60%近くを占めていると指摘。

同調査でも「活用イメージが湧かない」といった理由が挙げられ、経営への有益さの認識不足などが、地方中小企業のAI導入を遅らせている実態であることがわかった。

また、『「ChatGPT」を活用するにあたり、何が解消したら導入が進みそうですか?(複数回答可)/導入できていないと回答した企業』と聞くと、「活用方法などの研修を受ける」との回答が最多の90.9%という結果となった。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社リーピー プレスリリース
https://leapy.jp/pr/other/p24975/

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