半数以上が「扶養控除等(異動)申告書」を用紙で回収
人材派遣管理システムを提供するユニテックシステムは11月6日、人材派遣会社で年末調整業務を担当する111名を対象とした「派遣会社の年末調整業務に関する実態調査」の結果を発表した。
調査の結果、年末調整業務が「負担になっている」と回答した担当者は約7割に上った。
勤務先での「扶養控除等(異動)申告書」の回収方法は、「従業員に用紙を配付して記入してもらい、回収」が55.9%、「専用システム」が33.3%となり、半数以上は紙による回収だった。
紙による回収では、「期日までに提出してくれない」や「記載内容が間違っている」「記入方法に関する質問が多い」など多くの課題を抱えていた。また、修正が必要な場合には、従業員とのやりとりに半日~4日以上かかっていた。
さらに、このような企業では、「年末調整手続きの電子化が税務署長の承認不要となったこと」を半数以上の担当者が「知らない」と回答し、その事実を把握していないことがわかった。
8割以上が「扶養控除等(異動)申告書回収」のペーパーレス化を希望
「扶養控除等(異動)申告書」を紙で配付している企業に、扶養控除等(異動)申告書回収のペーパーレス化への意向を尋ねると、「非常にそう思う」が30.6%、「ややそう思う」が50.0%となり、8割以上がペーパーレス化を希望していた。
勤務先での「扶養控除等(異動)申告書」回収のペーパーレス化計画については、「計画はない」が51.6%となったが、35.5%は「計画」「検討している」と回答。
ペーパーレス化を「計画」「検討している」理由は、「スピーディーな回収と計算をするため」が72.7%と最も多かった。次いで「年末調整に関わる作業時間を減らすため」が63.6%、「計算ミスをなくすため」が40.9%となり、効率化や正確性を上げる声が多かった。
(画像はプレスリリースより)
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ユニテックシステム ニュースリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000132020.html
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