LayerXが電子帳簿保存法などによる税理士・会計士の業務変化に関して調査

インボイス制度開始後の業務負担、平均約1.4倍増加

株式会社LayerXが2月16日から2月23日にかけ、記帳代行や税務顧問を行う税理士・公認会計士151人を対象に、「税理士・会計士のインボイス制度・電子帳簿保存法による業務変化」に関する調査を実施。その結果を3月18日に発表した。

同調査において『インボイス制度前後で比較した業務工数(対応時間の変化/単一回答)』を調べたところ、「1.3倍」との回答が19.9%で最多。「1.5倍」が17.2%、「1.4倍」が14.6%、「1.2倍」が10.6%、平均約1.4倍増加(制度前比144.6%)したことが分かっている。

また、『「インボイス制度・電子帳簿保存法」で大変になった業務(3つまで選択)』を聞くと、「仕訳・記帳での適切な税区分の選択」との回答が最も多く35.8%、次いで「受領請求書がインボイスかどうかの確認」と、「取引が特例の対象かどうかの判定」が同率の33.8%となった。

21.2%が記帳代行・税務顧問報酬の値上げを実施済み

『記帳代行・税務顧問の報酬の値上げ予定(複数回答)』について調べると、「既に報酬の値上げを実施済み」との回答が21.2%。「今後報酬を値上げする予定」が53.0%、「報酬を値上げしたいができていない」が17.9%、「値上げは予定していない」が6.6%などという結果が得られている。

『報酬の値上げを実施した理由・工夫した点(複数回答)』を聞くと、「顧問料と比較して工数が大きくかかっているところのみに限定して交渉」との回答が57.1%で最も多くなった。

また、『顧問先に法対応のためのシステム導入を薦めますか?(単一回答)』と質問したところ、「積極的に薦めているが導入には至っていない」との回答が33.8%で最多。「積極的に薦めており実際に導入に至っている」が29.1%、「積極的に薦めたいが薦められていない」が22.5%などと続いた。

(画像はプレスリリースより)

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株式会社LayerX「税理士・公認会計士のインボイス制度・電子帳簿保存法による業務変化に関する調査」
https://bakuraku.jp/

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