全体56.1%が導入形態について「クラウド」と回答
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が1月15日から1月17日にかけて、国内製造業(売上100億円以上)の情報システム担当者で過去10年間に生産管理システム(ERPを含む)の選定・導入に関与したことのある355人を対象に、「生産管理システム(ERPを含む)の導入・活用に関する実態調査」を実施。その結果をまとめた報告書を4月10日に公開した。
同調査において『直近で関わった「生産管理システム(ERPを含む)」の導入形態をお選びください。』としたところ、「オンプレミス」が全体の33.0%、「クラウド(SaaS)」が36.9%、「クラウド(PaaS/IaaS/ホスティング)」が19.2%、「その他」が3.9%などとなった。
「クラウド」の回答が全体の56.1%を占めており、過半数がクラウドで運用している状況が明らかとなった。
導入前の問題・課題1位は「生産計画と実績のズレ」
『直近で選定・導入時に関わった「生産管理システム(ERPを含む)」の導入前において、社内で生じていた問題・課題について、あてはまるものをすべてお選びください。』としたところ、「生産計画と実績のズレ」との回答が最も多く41.7%。
次いで「業務プロセスの属人化」が35.2%、「在庫把握のズレ、余剰在庫」が31.8%、「拠点間で情報・データが分散」が31.3%などとなった。
また、『直近で選定・導入時に関わった「生産管理システム(ERPを含む)」に関して、導入時に生じた問題としてあてはまるものをすべてお選びください。』とすると、「当初の予算からコスト増」との回答が32.4%で最多。
「業務プロセスの再構築や改善」が31.5%、「システム要件・仕様の変更が発生」が30.4%、「導入スケジュールの遅延」が29.3%などという結果が得られている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
京セラコミュニケーションシステム株式会社 生産管理システムの導入・活用に関する実態調査
https://biz.kccs.co.jp/form/dl/e4
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