請求書の保管場所の確保や入力ミスなどが課題に
デジタルの力であらゆる業務を効率化する株式会社インフォマート(以下、インフォマート)が、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)に「BtoBプラットフォーム 請求書」が導入されたことを4月10日に発表している。
JR東日本ではグループ各社間での取り引きで、早い段階から独自システムを通じた電子請求書のやり取りを実現しているものの、グループ外の取引先には月約5,000通、毎日約200通の紙の請求書を発行し、関連する作業時間は約3時間にも上っていた。
また、請求書の受け取りは、さまざまな取り引きで月4,000通にも上っており、その内容をワークフローシステムにデータ化して保存し、原本は保管していたため、紙の請求書の保管場所確保と、入力ミスの発生や請求書の紛失のリスクがあった。
そこでJR東日本が今回、「発行する請求書」だけでなく「受け取る請求書」や「支払金額の通知」など、さまざまな請求業務のデジタル化に対応している「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入。インフォマートがデジタルインボイス推進協議会の幹事法人で、同プラットフォームが国内シェアNo.1(2023年度 東京商工リサーチ調べ)であることが導入の決め手となった。
請求書の発送作業をほぼ自動化、再発行も画面上で完了
JR東日本では「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入したことにより、紙の請求書の発送作業がほぼ自動化され、再発行時もプラットフォームの画面上で完了するようになり、時間的な余裕が生まれ、生産性向上につながる業務にシフトすることが可能となった。
また、同プラットフォームの「書式追加機能」を活用。請求ごとに発番する識別番号を入力必須にし、ワークフローシステムで管理している稟議にひも付けることで効率的な処理を実現している。
同社によれば、これらによってJR東日本全体に電子請求書・デジタル化への意識付けができたとしている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社インフォマート プレスリリース
https://corp.infomart.co.jp/news//20240410_5413/
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