3Sunnyが「地域医療におけるコミュニケーション手段の実態調査」を実施

システムなどを利用したコミュニケーションは10%以下

医療機関向け業務支援SaaS「CAREBOOK」を運営する株式会社3Sunnyが5月18日から6月5日にかけて 、病院で勤務する医療ソーシャルワーカーと入退院支援・転院調整に従事する看護師など519人を対象に、「地域医療におけるコミュニケーション手段の実態調査」を実施。その結果を7月17日に発表している。

同調査で『患者の在宅復帰におけるコミュニケーションで、日常的に使用しているツールを教えてください』としたところ、「電話」が98.8%で最多。「ファックス」が89.2%、「郵便」が19.5%となった。

その一方で「電子メール」は7.3%、「システム」は6.4%となりいずれも10%を下回っていることが分かった。

『病院側が感じている課題は何ですか』と聞くと、「電話がつながらない・電話の折り返しが多い」が最も多く75.7%。「情報の伝え漏れ・確認漏れ」が51.1%、「ファックスを送るときの手間」が42.0%などと続く結果が得られている。

62.8%が課題解決に向けてICT化を進めたいと回答

『在宅復帰調整時のコミュニケーション課題を解決するために、ICT化を進めたいと感じていますか』と質問したところ、「進めたい」が全体の20.4%、「できれば進めたい」が42.4%となり、全体の62.8%がICT化を進めたいと感じていることが分かった。

また、『地域医療のコミュニケーションのICT化を阻害している要因を教えてください』とすると、「システム導入・維持のコストがかかる」が全体の45.9%。

「地域での使用例がない」は10.6%、「システム導入を主導できる人がいない」が9.1%、「パソコンやスマートフォンが全員に配布されていない」が8.7%、「セキュリティに不安がある」が7.7%などとなった。

出典元:株式会社3Sunny調べ
(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社3Sunny
https://www.3sunny.net/

株式会社3Sunnyのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000052727.html

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