東武鉄道がコンテンツ管理ソリューション「ABook360」を導入

車両内部をVRで端末に表示、情報共有と車両教育に利用

株式会社エージェンテックが、コンテンツ管理ソリューション「ABook360」について、東武鉄道株式会社(以下、東武鉄道)に導入されており、今回その導入効果についてのインタビュー記事を公開したと7月31日に発表している。

東武鉄道では、まずドキュメント管理ソリューション「ABookBiz」が導入され、規程類や通達類、仕業表や顧客案内に必要な資料、異常時の対応マニュアルなどを全てタブレット端末に集約し、ペーパーレス化を実現。緊急時にも必要な情報に即時アクセスができるなど、業務の効率化が図られている。

そして今回、「ABookBiz」に360度パノラマVR機能を搭載した「ABook360」を導入。360度VR空間に車両内部を再現しタブレット端末に表示することで、機器の確認などが行えるため、実際に現場に赴くことなく情報共有と乗務員の車両教育に利用でき、業務の時間短縮にもつながっている。

合成音声を導入して多言語で放送が可能に

東武鉄道では、さまざまな形式のファイルをコンテンツとして組み込める「ABook360」の特性を活用。多言語による車内放送を行っている。

これまでは自動放送するには車両側のソフト改修が必要だったが、「ABook360」に合成音声を導入することで、乗務員全員が任意かつ必要なときにすぐ多言語で放送できるようになった。

また、館林乗務管区では乗務員が体験したヒヤリハット情報をヒヤリハットマップとして掲示。二次元コードもマップに表示しており、タブレット端末で読み取ることによって現場の写真や概況などがでてくるように工夫するなど、同ソリューションの活用の幅を広げている。

東武鉄道では今後も教育資料などを「ABookBiz」や「ABook360」に集約し、ペーパーレス化を進めることで、更に効果を得ていきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社エージェンテック お客様活用例
https://www.agentec.jp/cases/tobu/

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