パパゲーノが「就労継続支援B型事業所におけるIT活用の実態調査」を実施

18.8%が支援の記録・書類作成に紙を使用

株式会社パパゲーノのパパゲーノAI福祉研究所が7月16日から8月11日にかけて、全国の就労継続支援B型事業所(全国に約1.5万事業所があり、障がいにより企業での就労が難しい人が支援を受けながら就労する施設)で働く支援者400人を対象に、「就労継続支援B型事業所におけるIT活用の実態調査」を実施。その結果を11月5日に発表した。

同調査において『仕事でパソコンを使っていますか』と質問したところ、「ほぼ毎日使っている」が全体の70.5%、「週に数回は使っている」が18.0%、「ほとんど使っていない」が9.8%などといった結果が得られている。

また、『「支援の記録・書類作成」に主に利用しているツールを教えてください』とすると、「紙で記録・作成している」が全体の18.8%、「Word、ExcelやGoogleスプレッドシートなど」が36.5%、「ノウビー(リクルート社)」が19.8%、「ほのぼのmore」が6.0%などとなった。

紙に手書きの勤怠記録方法は40.0%

『通所時間の記録(勤怠記録)方法を教えてください』としたところ、「紙に手書きしたものを集計している」が全体の40.0%、「勤怠管理用のデジタルツールで打刻している」が55.5%などとなった。

『直近1年以内に、ITスキル・ITリテラシーの向上に関すると取り組みを事業所で実施しましたか』と聞くと、「実施していない」が全体の78.8%、「実施している」が20.5%などといった結果が得られている。

また、『ChatGPTなどのAI(LLM)を使っていますか』と質問すると、「ほぼ毎日使っている」が5.8%、「週に数回は使っている」が12.0%となった一方で、「ほとんど使っていない」が全体の30.3%、「使ったことがない」が51.5%となり、支援現場ではまだAIの活用が浸透していないことが分かった。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社パパゲーノ
https://papageno.co.jp/

株式会社パパゲーノのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000098762.html

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