利用者の利便性向上と保育の質向上へ
品川区は7月1日から、40の区立保育園に、保育士が作成する帳票のペーパーレス化などを実現する保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(以下コドモン)」を導入する。
これにより、保育園利用者の利便性向上と、職員の業務負担軽減による保育の質向上を図るとしている。
保育士の業務負担が大きく本来の「保育」ができない
品川区の区立保育園40園では、3歳以上の園児保護者との連絡手段は、主に口頭や紙の掲示物で行われているため、保護者にとっては利便性が低く、保育園にとっても負担が大きい状況となっている。
また、午睡チェックや保育日誌は手書きの帳票となっているため、保育士の業務負担が大きく、保育本来の業務に十分時間を充てることが困難となっている。
そこで品川区では、これらの課題を解決するため、連絡帳や保育士が作成する帳票のペーパーレス化など、ICTサービス「コドモン」を活用した業務の電子化を行うこととした。
様々な機能を有する「コドモン」
「コドモン」には、電子連絡帳、保護者アプリ、お知らせ配信、保育士の記録機能などがある。
電子連絡帳は、園児の様子を伝え合う連絡帳を電子化したもの。保護者は家庭での様子をスマホアプリで報告できるため、手間を最小限にすることができる。
保護者アプリでは、登降園時間帯における遅刻・欠席・お迎え・延長などの申請ができる。これにより、保護者は時間を気にすることなく園に報告でき、園も電話対応をせずにタブレット等でリアルタイムに報告を受けることができる。
お知らせ配信機能では、クラスや園児を指定して連絡事項を記載するだけで簡単に保護者への情報配信ができる。配信方法は、メール、スマホの通知機能、アプリ内配信など様々な方法が可能。また、行事予定や園の書類も簡単に共有できる。
さらに、日々の保育士の記録や計画書作成をペーパーレス化でき、データの一元管理と利活用が可能となる。
(画像は品川区ホームページより)
外部リンク
グレープシティ プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/361532
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