サーモス、「送り状名人」を導入し出荷業務の工数削減とペーパーレス化を実現

運送会社別の出力や「紙」への記入作業が課題

業務課題解決ソリューション「名人シリーズ」を提供するユーザックシステムは9月20日、魔法びんのパイオニア、サーモスが導入した「送り状名人」による出荷業務の改善事例を公開した。

サーモスでは、複数の運送会社を利用して出荷しているため、受注の際のデータ入力や送り状への手書きによる個数・重量の記入作業に時間がかかり、伝票の作業効率化が課題となっていた。

そこで検討の末、コスト面、システムの柔軟性、工数削減の実現性から「送り状名人」を採用。運送会社でも「送り状名人」を認知済みであったため、スムーズに導入できたという。

約6工程と紙9万枚の削減、省人化を実現

サーモスではこれまで、送り状を運送会社ごとに異なる手順で出力していた。しかし「送り状名人」導入後は、全運送会社向けの送り状が短時間で出力されるようになり、出荷指示から送り状発行までのシンプル化が実現した。

また以前は送り状が複写式だったため、「送り状控え」だけでも1カ月に段ボール2個分の量があり、問い合わせ対応のために営業所別・日別にファイリングし保管していた。

だが「送り状名人」導入後はこれらがゼロとなり、年間9万枚以上の紙を削減し、作業時間や保管スペースも不要となった。この結果、出荷業務10工程のうちの6工程ほどを削減し、出荷伝票作業の省人化も実現した。

複数運送会社の送り状を1つのシステムから発行

「送り状名人」は、送り状・荷札ラベルを発行するための統一システム。複数の運送会社専用の端末を「送り状名人」に一元化し、基幹システムともデータ連携ができる。

運送会社へのEDIに対応しているため、荷札ラベルだけ(送り状発行不要)で出荷でき、自社で問い合わせ番号を管理できるため、問い合わせへの迅速な対応も可能。バーコードリーダーによる発行で、納品書と送り状の突き合わせ業務も削減できる。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

ユーザックシステム プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000012889.html

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