管理会社と管理組合が申請書類(紙)の電子化を要望
パナソニックグループのパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社が、マンション管理IoT化サービス「モバカン」の機能アップデートを行い、2024年春以降、電子申請機能を順次追加していくことを明らかにした。
「モバカン」では2022年10月のサービス開始以来、インターホン(マンションHAシステム「Iシリーズ Clouge」)やモバイル端末(LINEミニアプリ)と連動し、共用部の予約申請や議事録・連絡の確認など、さまざまなサービスを提供。マンション管理の効率化や省人化に寄与している。
各種申請書類の押印を減らしていく社会的な流れなどもある中で、「モバカン」の機能においても、管理会社や管理組合から申請書類(紙)の電子化と、申請にかかる所要日数の削減について強い要望を受けてきた。
それらに応えるべく同アップデートでは、理事長の承認が必要な申請(電子署名及び認証業務に関する法律の平成12年法律第102号に定められた「電子署名が可能となったもの」については、同機能の対象外)について、電子申請を可能にする。
ペーパーレス化などでマンション運営の効率化を促進
これまで専有部工事申請や月極駐車場利用の申し込みは、その都度管理員室を訪れ、申請用紙を取り寄せる必要があったが、電子申請機能によって管理員の在・不在に関わらず24時間365日各種申請が可能。従来は管理会社からの書類の取り寄せや回覧のために、1週間程度かかっていた申請が、最短1日で完了させられる。
また、タイムラグなく管理会社と理事長が申請内容を回覧できる回覧機能や、理事長に即座に申請通知が届き、押印不要で承認が完了する承認機能も実装される予定。
環境保全や、マンション管理業界の人手不足への対策意識が高まる中で、ペーパーレス化やマンション運営の効率化を促進するツールとして活用が可能だ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
パナソニックグループ プレスリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn231023-1
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