パナソニックホームズが新築工事請負契約書の電子化をスタート セキュリティ確保・コスト削減・ペーパーレスを実現

「電子契約システム」によりクラウド上での契約締結が可能に

パナソニックホームズは10月30日、一部地域の支社(13拠点)にて、顧客との新築工事請負契約書をペーパーレス化し、11月1日から電子化に移行すると発表した。

同社では従来、顧客との新築工事請負契約を紙の書面で行っていた。紙の契約書の場合は、正副2冊の契約書に手書きで署名・押印し、双方が金額に合わせた印紙税を負担したうえで、それぞれ紙の契約書を1部ずつ保管していた。

今回同社では、この新築工事請負契約に、法的に有効な「電子契約システム」を採用し、クラウド上での契約締結や契約内容の保存ができるようにする。

利便性やセキュリティが向上、印紙代も不要

「電子契約システム」では、顧客はクラウド上にアップされた契約書に電子署名・電子押印するだけで契約が成立するようになる。

電子署名には、世界100万社以上で導入され、高度なセキュリティ対策の有効性が検証されているDocuSignの電子署名サービス「DocuSign eSignature」を採用する。

契約書はクラウド上に無期限で保存・管理されるようになり、いつでも契約内容の確認やダウンロード、印刷が可能となる。

これにより、双方の利便性が向上するだけでなく、契約書の紛失や電子メールによる誤送信等の不安もなくなり、セキュリティ面でも向上する。

また収入印紙についても、印紙税が必要な課税文書は「紙の原本」と定義されているため、電子契約の場合は収入印紙が不要となり、印紙税を節約できる。

さらに、ペーパーレス化による書類作成・運搬のコストや保管スペースも削減でき、バックヤード作業の効率化が可能となる。

同社では、「電子契約システム」を活用した契約書の電子化を、まずは新築工事請負契約から開始し、いずれは建売や宅地分譲、分譲マンションの売買契約にも展開する予定としている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

パナソニックホームズ ニュースリリース
https://homes.panasonic.com/

関連するタグ
レスペーパーNEWS
関連するワード

パナソニックホームズ