インボイス制度対応に課題を感じた経理担当者は7割超
Sansan株式会社が、インボイス制度開始後初めての月次決算終了を踏まえ、請求書関連業務に携わる1,000人のビジネスパーソン(経理部門:500人、経理以外の部門:500人)を対象に、11月6日から11月8日にかけて「インボイス制度開始後の実態調査」を実施。その結果を11月20日に発表した。
経理担当者500人に対し、『インボイス制度対応に課題を感じたか(経理担当者/単一回答)』と質問したところ、「課題を感じた」という回答が全体の70.2%に上っていることが分かった。
また、『インボイス制度対応で感じた具体的な業務課題(経理担当者/複数回答)』を聞くと、「業務負担の増大」との回答が最多の39.2%。「社内で混乱が生じた」が28.6%、「他業務への影響」が24.8%などと続いた。
69.8%が制度開始後に業務工数が「増えた」と回答
『受領した適格請求書の確認方法(単一回答)』について聞くと、登録番号の確認は「経理が目視確認」との回答が最多の68.8%。取引年月日の確認も「経理が目視確認」が69.0%、消費税額の検算も「経理が目視確認」が70.4%と、いずれも経理担当者が目視で確認しているとの回答が最も多いという結果が得られている。
また、経理以外の部門に所属する500人を対象に、『インボイス制度開始後の業務工数の変化(経理以外/単一回答)』について質問したところ、「業務工数が増えた」と全体の69.8%が回答。インボイス制度開始に伴い、経理担当者が月次決算業務にかける時間が、1人あたり平均11.9時間ほど増加していることも分かった。
更に『インボイス制度開始後に増えた業務(経理以外/複数回答)』について質問すると、「適格請求書かどうかの確認」との回答が最も多く50.2%。次いで「不備があった場合の修正対応」が35.2%、「経理担当者とのやりとり」が27.2%などという結果が得られた。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
Sansan株式会社 プレスリリース
https://jp.corp-sansan.com/news/2023/1120.html
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