三菱マテリアル、「intra-mart(R)」の採用で経理・会計領域の完全ペーパーレス化を実現

月間14万件の申請・承認をペーパーレス化

ローコード開発と業務プロセスのデジタル化を行うNTTデータイントラマートは11月30日、同社の「intra-mart(R)」を三菱マテリアルが導入し、月間14万件の申請・承認を全面的にペーパーレス化したと発表した。

超アナログだった経理伝票処理フロー

三菱マテリアルではこれまで、経理財務領域の業務をフルスクラッチの会計システムで運用し、会計や税務の制度改正の度に改修も行っていた。しかし、ユーザーの利便性向上や業務の効率化に向けたシステムのブラッシュアップはほとんど行っていなかった。

このため経理伝票の承認は、伝票を紙で印刷し、申請・押印・回覧するアナログなワークフローで、印刷コストと作業時間がかかっていた。また、伝票に証憑を糊付けしたり押印したりなどのアナログ作業や、申請・承認のためだけの出社なども必要だった。

さらに承認フローのステータスが把握しづらく、伝票類の紛失の恐れや、伝票と証憑の回収・チェックの煩雑さ、保管場所の確保などが課題となっていた。

完全ペーパーレス化し承認を電子化

そこで同社は2020年に、経理・会計領域の基幹システムとの連携がスムーズでコスト面でも勝ったワークフローシステム「intra-mart」を採用。完全ペーパーレス化と承認の電子化を実現することとした。

ワークフローシステムのUIは既存会計システムに似せて構築したため、ユーザーにもスムーズに受け入れられた。また、「intra-mart」のローコード開発で既存のビジネスロジックをそのまま活用でき、開発期間やコストを抑えつつスムーズな運用が可能となった。

これにより同社では、これまで紙で回覧していた申請・承認業務をペーパーレス化し、業務の大幅効率化とテレワークを実現。また、承認・回覧のステータス把握も容易となり、特に拠点間をまたいだ承認・回覧フローのメリットを実感しているという。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

NTTデータイントラマート プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/376964

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