老舗和菓子メーカーの赤福が経費申請をペーパーレス化、経費精算の作業時間を年間約860時間削減

「楽楽精算」を導入

ラクスは12月20日、創業300年以上となる老舗和菓子メーカーの赤福が、同社のクラウド型経費精算システム「楽楽精算」を2023年12月に導入し、経費申請をペーパーレス化したと発表した。

これにより、経費精算における申請者、承認者、経理担当者の作業負荷が軽減され、経費精算にかかる時間は年間で約860時間削減できる見込みとなった。

申請件数が多い上、紙の申請書で非効率的

赤福の人気商品「赤福餅」は東海や関西など多くのエリアで販売されているため、取引先が広範囲にわたり、出張旅費の経費申請件数が多く発生していた。また百貨店などへの納品時に発生する駐車場料金の領収書処理も毎日発生していた。

申請時、申請者は乗車ルートや乗車日、乗車時間、運賃などの詳細情報を申請書に入力する手間が必要。また紙の申請書への領収書貼付作業や、上長承認~経理に提出という流れに伴い、事務所での作業も必要という非効率なものだった。さらに承認者が出張などで不在の場合には、承認にも時間がかかっていた。

経費精算処理に毎月80時間以上

一方、経理担当者は、交通費申請におけるルート・時間・金額の確認作業や、領収書の不備確認作業、紙書類のファイリングや管理など、経費精算処理に毎月80時間以上の時間を費やしていた。

また1か月の半分以上は経費精算処理業務となっていたため、業務負荷の軽減、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応する経理のDX化が課題となり、「楽楽精算」を導入することとなった。

ペーパーレス化で申請書作成時間を年間約500時間削減

赤福では「楽楽精算」の導入で経費申請から承認までがシステム上で行われることとなり、申請書を完全ペーパーレス化。申請者の申請書作成にかかる時間は、会社全体で年間約500時間削減可能となった。

また、経理担当者の経費精算における処理業務時間も年間約360時間削減できる見通しだ。

(画像はプレスリリースより)

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ラクス プレスリリース
https://www.rakus.co.jp/news/2023/1220.html

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