9割以上が現場帳票の記録をデジタル化
シムトップスは12月22日、従業員50名以上の製造業の現場帳票担当者109名を対象とした現場帳票のデジタル化に関する実態調査の結果を発表した。
調査によると、「勤務先で現場帳票の記録をデジタル化しているか」の問いには、「全てデジタル化している」43.1%、「一部デジタル化している」47.7%となり、9割以上がデジタル化していると回答した。
多くがデジタル化の効果を実感
これら9割の人が使用しているツールは複数回答で、「表計算ソフト」64.6%、「PDF編集ソフト」62.6%、「Web・クラウドサービス」56.6%、「ERP等の基幹システム」31.3%となった。
さらに、デジタル化の効果を問うと、「バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった」「リアルタイムに情報共有できるようになった」「集計や分析がスムーズに進むようになった」という回答が多く見受けられた。
また、「記入ミスや抜け漏れが減った」「問題発生時の履歴調査が容易になった」「紙を印刷する手間が減った」「書類の保管スペースが不要になった」などの回答もあり、多くの人がデジタル化による効果を実感していた。
しかし、「表計算ソフト・PDF編集ソフトの利用者」と、「Web・クラウドサービスやERP等の基幹システムの利用者」のデジタル化による効果のポイントを比較したところ、後者の方が全体的に高くなっていた。
表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者、「仕事が終わらないことがある」約9割
ツールによってデジタル化の効果に差がある中、表計算ソフト・PDF編集ソフトの利用者に、「仕事が業務時間内に終わらないことがあるか」と尋ねたところ、約9割が入力時間やミスなどにより「終わらないことがある」と回答した。
この結果、製造業では現場帳票のペーパーレス化が進んでいたが、利用しているツールによって効果の実感度や所要時間に差が出ていることがわかった。
出典元 i-Reporter
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
シムトップス プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000074154.html
i-Reporter
https://i-reporter.jp/
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