オーサムエージェントが「運送業のDXに関する意識調査」を実施

DXに取り組んでいる運送業者は全体の60%

株式会社オーサムエージェント(以下、オーサムエージェント)が2月19日から2月25日にかけて、求人サービス「ドラピタ」に掲載中の企業を対象(有効回答数:保有車両台数10台未満から100台以上の中小企業・大企業85社)に、「運送業のDXに関する意識調査」を実施。その結果を3月5日に発表した。

同調査で『現在のDXの取り組みについて教えてください。』としたところ、「積極的に取り組んでいる」との回答が全体の18%、「一部取り組んでいる」が42%で、DXに取り組んでいる運送業者は全体の60%に上った。

また、「まだ取り組めていないが、取り組みたいと考えている」が36%で、取り組めていない企業からもDX化に前向きな回答が得られている。

『どのような業務や課題に対して、DXを取り組んでいますか?(複数回答)』と質問すると、「労務管理」の66.7%が最多。「人手不足の解消」、「配車の管理」、「ペーパーレス化」が同率の56.7%と続く。具体的な導入事例としては「保管管理の工数削減を目的とした書類データ化」や、「人事、労務、勤怠システムの導入・改善」などが挙げられた。

DX化推進の課題、DXに詳しい人材の不足

『社内のDX化を推進していく中で、課題だと感じることは何ですか?』と質問したところ、「社内のリテラシー不足」との回答が最も多く66.7%。「DX人材の不足」が63.3%などとなっている。

また、『今後、どのような業務や課題に対して、DXの取り組みが必要だと考えていますか?』と聞くと、「2024年問題への対応」が72.2%で最多。「人手不足の解消」が61.1%、「配送ルートの最適化」や「配車の管理」、「ペーパーレス化」が同率の50%などと続いた。

なお、前述の質問で「積極的に取り組んでいる」と回答した企業で一番多くを占めた「労務管理」は、半数を下回る44.4%という結果になった。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

ドラピタ「運送業界のDXに関する意識調査結果」
https://doraducts.jp/column/chosa003/

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