藤田金屬が電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」などを導入

帳票の電子化や請求書・納品書のWeb配信へ

ウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク1st)は3月29日、藤田金屬株式会社(以下、藤田金屬)がクラウド帳票サービス「SVF Cloud」と、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を導入したことを発表している。

藤田金屬では取引先に対して月間2,000通以上の請求書と、約20,000通の納品書を、ドットプリンターと複写紙の連続帳票で作成していたほか、毎月20日や月末の締め日には手作業による切り離しや仕分け、郵送などといった作業が全国の営業所で生じていた。

「業務の改革と品質の向上」を中期経営計画の基本戦略の1つに掲げる同社は、インボイス制度や電子帳簿保存法の改正への対応に備え、IT・デジタル化を推進しており、帳票の電子化と請求書・納品書のWeb配信に向けて今回、「SVF Cloud」と「invoiceAgent」の導入に至った。

約1700万円のコスト削減などを実現

藤田金屬では「SVF Cloud」と「invoiceAgent」を導入したことにより、取引先へ請求書、納品書、ロス買取明細書、加工報告書の帳票のWeb配信を実現。紙・郵送・印刷・保管・廃棄等の実コスト約500万円と、管理運用にかかわる人件費約1200万円、合計約1700万円のコストを削減した。

デジタル帳票基盤の構築で電子帳簿保存法にも完全対応し、生産性の高い帳票運用も可能となったほか、請求書、納品書、ロス買取明細書、加工報告書の発行、郵送が不要になったことで、担当者の作業負担も大幅に削減。帳票を電子化したことで検索性も改善され、監査業務の効率化など、ガバナンス強化にもつながっている。

また取引先においては帳票のWeb配信により、ダウンロードやCSV出力できるようになったことで、電子取引の保存要件を満たした上での書類の取得が可能になっている。

(画像はウイングアーク1st株式会社 ホームページより)

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ウイングアーク1st株式会社 プレスリリース
https://corp.wingarc.com/public/202403/news2703.html

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