定期点検・検査報告書を電子化し、管理面での負担を軽減
フジテック株式会社(以下、フジテック)が、無料のエレベータ・エスカレータ管理ツール「エレモリ」に、定期点検・検査報告書を電子化する新機能を追加したと、4月1日に発表している。
「エレモリ」ではビル管理者がエレベータ・エスカレータの稼働状況などを、パソコンやスマートフォンで時間や場所を問わず確認でき、遠隔点検報告書・年次定期検査情報の表示や、運行機能の設定なども可能だ。遠隔監視などデジタル技術を活用したメンテナンスサービスを応用することで、施設管理の効率化に寄与している。
フジテックは今回、同管理ツールに定期点検・検査報告書を電子化する機能を追加。従来、紙媒体だった定期点検・検査報告書の閲覧や点検終了の承認印、過去の定期点検の履歴を電子化することで、各情報へより簡単にアクセスできるようにし、管理面で負担を軽減できるようにした。
定期点検・検査報告書の電子化で保管スペースなどを削減
定期点検・検査報告書を電子化によって「エレモリ」で閲覧が可能になったほか、承認印が不要になることで業務の効率化にもつながる。
また、これまで紙媒体の書類を保管するスペースの確保が必要だったが、デジタル保存をすることにより、保管スペースをなくすことや、それに伴うコストの削減も実現。専用ページにおけるパスワード保護によって、これまでの書類の盗難、紛失のリスクがあるといった課題の解決にもつなげられる。
さらには定期点検・検査報告書の作成によって使用していた紙を大幅に削減できることから、森林資源の保護や、郵送時の二酸化炭素排出量の削減にも寄与する。
「エレモリ」はビル管理者向けの無料ウェブサービスで、メンテナンスサービスを契約中の機器運行状況などを専用ページで確認が可能。今回の新機能は同専用ページにおいて、4月1日から申し込みの受付を開始している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
フジテック株式会社 プレスリリース
https://www.fujitec.co.jp/announcement/15445
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