帳票をデジタル化、高い操作性も備えた「カミナシ」
株式会社カミナシが、現場の業務フローをノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォーム「カミナシ」について、酒類の製造・販売を手がける日本盛株式会社(以下、日本盛)に導入されたことを、7月5日に発表した。
日本盛は創業120周年を機にスローガン「もっと、美味しく、美しく。」を掲げて、酒造りの技術とノウハウを活かした新たな製品開発に取り組み、2015年には業界初の缶入りの日本酒も販売を開始。若者層をはじめ、新しいターゲットに向けて商品開発を進めている。
また、製造現場の品質管理体制の強化にも注力。2022年には食品安全マネジメント規格の「JFS-B規格」の認証を取得し、さまざまな要求事項の管理がより強化されたが、同認証取得後から製造現場における紙の帳票増加、記録作業の工数が急増した。
ISOの食品安全認証「FSSC22000」の取得を検討するにあたって、紙の帳票による管理体制では精緻な管理項目に対応することが難しいことなどから、帳票のデジタル化ができ、高い操作性を備えた「カミナシ」を導入するに至っている。
紙の印刷や保管の時間が不要、業務時間削減を実現
日本盛の工場ではこれまで紙の帳票による管理を行っていたため、印刷準備や保管に毎日20分ほどかかっていたが、「カミナシ」を導入したことにより、製造現場の20以上の帳票をデジタル化でき、印刷や保管の時間が不要となった。
また、年に数回実施されている監査でも10時間ほど削減できており、年間223時間の業務時間削減を実現している。
更に同現場DXプラットフォームには、誤記や抜け漏れがあった際のアラート表示に加え、管理者へ通知する機能が備わっており、製造現場のミスの大幅な削減にも寄与。これらによって「FSSC22000」の取得に求められる品質管理体制の強化にもつながっている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社カミナシ プレスリリース
https://corp.kaminashi.jp/news/pr_20240705
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