テクノアが「中小製造業のクラウド利用調査」を実施

『TECHSシリーズ』導入の約7割がクラウド型を選択

株式会社テクノアが3月1日から6月30日にかけて、生産管理システム『TECHSシリーズ』を導入した113社を対象に、「中小製造業のクラウド利用調査」を実施。その結果を7月18日に発表している。

同調査において「生産管理システム『TECHSシリーズ』」クラウド利用率を調べたところ、「クラウド」が69.9%、「オンプレミス」が30.1%となり、同システムを導入したユーザーの69.9%がクラウド型を選択していることが分かった。

また、『クラウド型での導入理由』について聞くと、「オンプレミス比でハードウェアなどの初期費用の負担が少ない」、「別拠点がある場合など、情報共有のためのインフラ関連投資が不要」といった回答が得られている。

「ファイル保管・データ共有」に最も多く利用

総務省「令和5年通信利用動向調査の結果(概要)別紙2」内の「4.企業におけるICT利用の現状」、図表4-1『クラウドサービスの利用状況の推移』を見ると、「全社的に利用している」が全体の50.6%、「一部の事業所又は部門で利用している」が27.1%で、全体の77.7%の企業がクラウドサービスを利用しているという状況が明らかとなっている。

『利用しているクラウドサービスの内容(複数回答)』を聞くと、「ファイル保管・データ共有」が68.8%で最多。「社内情報共有・ポータル」が55.8%、「電子メール」が55.1%、「給与、財務会計、人事」が48.4%、「スケジュール共有」が47.9%などと続いている。

その一方で「生産管理、物流管理、店舗管理」は11.6%にとどまっていることも分かった。

テクノアによればサブスクモデルの契約が増え、一般の生活でもクラウド利用に対する抵抗感が減少したことで、クラウドに対する理解が深まっているとしている。今後も利用しやすいクラウドサービスの提供をしていく意向を示している。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社テクノア プレスリリース
https://www.techs-s.com/news/761

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