兵庫県が電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」を導入

契約書の印刷や製本、紙の契約書の保管が不要に

SMBCクラウドサイン株式会社(以下、SMBCCS)が、提供する電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」について8月から、兵庫県に本格導入されたと8月1日に発表している。

「SMBCクラウドサイン」はクラウド型の電子契約サービスで、印刷・製本・押印・郵送・スキャン(紙の書類のデータ化)など、従来オフラインで行ってきた契約締結のプロセスを全てオンラインで完結させることが可能。メガバンクの厳格な基準のもと、定期モニタリングが実施されていることから、高いセキュリティを確保した上で契約締結のスピードアップにつなげられる。

兵庫県では同電子契約サービスを導入したことにより、「法令等で書面しか認められていない契約」や「保存期間が10年間を超える契約」、「自動更新の特約付きの契約」以外は、全て電子契約の対象となる。これまでの契約書の印刷や製本、紙の契約書の保管が不要となり、ペーパーレス化と業務の効率化を推進する。

契約書の取り交わし日数やコスト削減も

従来の紙による契約書への押印は、書類を相手方へ郵送したり持参したりして行っていたことで、契約書面の取り交わしに日数を要していた。「SMBCクラウドサイン」ではクラウドシステム上に契約書データをアップロードし、それに電子署名を施すことで契約締結を完了させられるため、契約書の取り交わし日数の大幅な短縮につながる。

また、電子契約書は印紙税法上、印紙税の対象外となることから収入印紙が不要。書類の郵送などにかかる費用も削減でき、契約にかかるコストの削減を実現する。

なお、兵庫県を含めた自治体では、紙契約であっても収入印紙が不要で、収入印紙のコスト削減のメリットは契約相手方に限られる。

SMBCCSは今後も兵庫県を皮切りとして各地の自治体や、行政機関への幅広い利用に向けて契約業務のDXのサポートを加速させ、モデルケースの創出に努めていく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

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SMBCクラウドサイン株式会社 お知らせ
https://info.smbc-cloudsign.co.jp/

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