請求書の関連作業をデジタル化して封入作業などをなくす
株式会社インフォマートが「BtoBプラットフォーム 請求書」について、キッセイ薬品工業株式会社(以下、キッセイ薬品)に導入されたことを8月30日に発表している。
キッセイ薬品は、各地の特約店と呼ばれる医薬品卸売事業者から注文を受け、特約店へと医療用医薬品を販売。それらが医療機関に納品される仕組みとなっていたが、印刷した大量の請求書を、取引先ごとの枚数と内訳の書かれた一覧表を見ながら、仕分け・封入していた。
また、「すぐに請求書を送ってほしい」という取引先に対しては紙の請求書に押印後、複合機でスキャンしてメールやFAXで送付していたほか、同社の販売管理システムでは消費税額の計算がインボイス制度に対応していないことも課題となっていた。
そこでキッセイ薬品は今回、請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入。各法制度に対応しているほか、販売管理システムからCSVデータを「BtoBプラットフォーム 請求書」にアップロードするだけで、オンラインで請求書をスムーズに発行できるようになり、作業負担の軽減と約12万5000円のコスト削減につなげられている。
電子帳簿保存法の書類の保存要件にも対応
キッセイ薬品では同請求書クラウドサービスの導入で、取引先ごとにバラバラだったエクセルや手書きなどの支払通知書のフォーマットを統一。電子帳簿保存法の書類の保存要件に関しても、同社でのデジタル保管はもちろん、取引先においても同社発行の支払通知書の保管で対応が可能となった。
また、同社は販管費で受け取る請求書(月間2,000通)の中に、既に同請求書クラウドサービスで受け取っているものがあり、受取業務においても副次的に、請求書の保管や経理処理にかかる人件費などに関して、月間で約30万円の削減効果があった。そのため今後、受取業務も効率化できる可能性があると考えている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社インフォマート プレスリリース
https://corp.infomart.co.jp/news/20240830_5558/
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