あらかじめ指定済みの透かし情報を自動的に埋め込む
株式会社日立社会情報サービス(以下、日立社会情報サービス)が、提供する「電子透かしソリューション」の機能を強化し、10月9日から販売を開始している。
ペーパーレス化やSDGsの観点から電子文書はビジネスの主流となっているが、同文書は更新や複製が容易で、改ざんや情報漏えいのリスクが高いという課題があり、デジタルトランスフォーメーションが推進される中、セキュリティ対策の強化が求められている。
そこで日立社会情報サービスは2022年から、電子文書(PDFファイル)内にユーザー情報・データ提供元・データ提供先などの情報を、文書上では見えない“電子透かし”として埋め込み、セキュリティ対策を施す同ソリューションを提供。情報漏えい抑止や不正利用防止など、電子文書のセキュリティ対策を支援し、デジタル化による新たなセキュリティリスクを軽減してきた。
今回は同ソリューションの機能を強化し、あらかじめ指定済みの透かし情報を自動的に埋め込んだり、社内外問わずウェブシステムが利用可能な環境であれば“電子透かし”を検証し、原本確認を行えたりできるようにした。
電子透かしの作成や読み取りがスマホでも可能に
従来、電子透かしの作成や読み取りをするには、パソコンにソフトウェアのインストールが必要だったが、今回の機能強化によってスマートフォンからも可能となっている。
また、透かし情報(ユーザー情報、提供元、提供先など)が含まれるPDFファイルに対して閲覧期限の設定が可能となり、機密情報のセキュリティを更に強化できるようにした。
日立社会情報サービスによれば、「内部関係者によって機密情報のメールやアップロードで、情報漏えいするかもしれない」や、「電子データの提供先での2次流用や情報の転載・転売が心配」といった人におすすめのソリューションだとしている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社日立社会情報サービス プレスリリース
https://www.hitachi-sis.co.jp/
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