インボイス制度後の記帳代行業務負担「増えた」が85%
株式会社ミロク情報サービスが8月5日から8月23日にかけて、全国の会計事務所(職員を含む)249人を対象に、「自計化(顧問先が会計処理を会計事務所に委託せず、自社内で経理業務を行うこと)に関する意識調査」を実施。その結果を11月8日に、税理士・公認会計士事務所探しをサポートする検索サイト「会計事務所検索エンジン」で発表した。
同調査で『インボイス制度後、記帳代行業務の負担は増えましたか』と質問したところ、「多少増えた」が全体の53%、「大幅に増えた」が32%となり、全体の85%が記帳代行業務負担が増加したと感じていることが分かった。
また、『顧問先の自計化は会計事務所業務の効率化につながりますか』と聞くと、「つながると思う」が全体の51%、「多少つながると思う」が39%となり、全体の90%が顧問先の自計化が会計事務所業務の効率化につながるとしている。
顧問先が自計化するときの課題1位「簿記の知識がない」
『貴事務所の顧問先自計化率は何%程度ですか』と質問したところ、「30%以下」が全体の33%、「10%以下」が30%、「50%を超える」が20%などとなった。
『顧問先を自計化する会計事務所のメリットは何ですか(複数選択可)』と聞くと、「記帳代行業務の削減」が75%で最多。「月次決算の早期化」が52%、「顧問先が経営に向き合う意識改革」が45%、「人材不足の解決」が31%、「新たなサービスへの時間創出」が27%などと続く結果が得られている。
また、『顧問先が自計化するときの課題は何ですか(複数選択可)』と質問すると、「簿記の知識がない」が最も多く76%。「ITの知識がない」が47%、「システム利用料のコスト」が42%、「事務所側の負担増加(問い合わせ対応など)」が36%、「帳簿チェックの負担」が32%などと続いた。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社ミロク情報サービス プレスリリース
https://www.mjs.co.jp/news/news_2024/000000402.000018493/
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