荷待ち・荷役作業時間、「完全に可視化」は10.4%
ウイングアーク1st株式会社が10月22日から10月23日にかけて、中小企業(従業員数300人未満)で運送業務に携わる513人を対象に、「物流業界におけるデジタル化の推進実態調査」を実施。その結果を11月22日に発表している。
同調査で『物流業界の見積・受注・請求での懸念や障壁を教えてください(複数回答)』としたところ、「人手不足・人員体制」が61.2%で最多。『物流業界の配車・運行計画での懸念や障壁を教えてください(複数回答)』の設問では、「人手不足・人員体制」が最も多く61.4%といった結果が得られた。
また、『物流業界の集荷・輸送・検収での懸念や障壁を教えてください(複数回答)』の設問でも「人手不足・人員体制」が59.6%で最多となった。
『荷待ち・荷役作業時間はどの程度可視化されていますか』と質問したところ、「完全に可視化されている」が全体の10.4%にとどまっていることが分かっている。
48.7%がデジタル化で解決は「期待できない」と回答
『物流業界の人手不足問題に対して、デジタル化での解決はどの程度期待できると思いますか』と質問したところ、「あまり期待できない」が全体の37.6%、「全く期待できない」が11.1%で、全体の48.7%がデジタル化で解決に期待していないことが分かった。
その一方で、「非常に期待できる」が8.0%、「やや期待できる」が28.7%などといった結果も得られている。
また、「非常に期待できる」や「やや期待できる」と回答した人に、『デジタル化での解決が期待できると思う理由を教えてください(複数回答)』とすると、「アナログ作業が減ることでミスが減るから」が59.6%で最多。「働きやすい職場となり働く人が増えるから」が39.9%、「業務の工数が削減できるから」が38.3%などと続いた。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ウイングアーク1st株式会社 プレスリリース
https://corp.wingarc.com/public/202411/news2803.html
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