電子処方箋を取り扱う薬局でも「ほとんど利用しない」
株式会社EPファーマラインが10月24日に、同社主催の薬剤師向けセミナーに参加した20代から70歳以上の参加者を対象(回答数:755件)に、『電子処方箋導入に関する薬局の現状と課題調査』を実施。その結果を12月5日に発表している。
同調査で『あなたの薬局では電子処方箋を導入していますか』と質問したところ、「はい」が全体の52%、「いいえ」が48%となった。
そこで、「はい」と回答した人に『電子処方箋を扱う頻度はどれくらいですか』と聞くと「ほとんど利用しない」が全体の82%と、電子処方箋の浸透率の低さが窺える結果が得られている。
また、「いいえ」と回答した人に『今後電子処方箋を導入していきたい(してほしい)と思いますか』と聞くと、「導入していきたい(してほしい)」が全体の35%、「導入したくない」が11%、「どちらでもない」が54%となった。
電子処方箋の利点1位は「処方の迅速化」
『電子処方箋の利用に関して、どのような利点があると思いますか(複数回答可、有効回答数:621件)』と質問したところ、「処方の迅速化」が最も多く319人、「患者情報の管理が容易」が298人、「処方の正確性向上」が248人などと続いた。
その一方で『どのような課題があると思いますか(複数回答可、有効回答数:627件)』と聞くと、「システムの操作が難しい」が333人で最多。「個人情報漏洩リスク」が253人、「インターネット接続の問題」が236人などといった結果が得られている。
また、『導入・利用に関して、どのようなサポートがあれば助かりますか?又は導入できると考えますか(自由記載)』と質問すると、「導入費の資金の補助」や「病院側へのサポート」、「迅速に回答が得られるサポートサイト」などといった回答が得られた。
出典元:「EPファーマライン調べ」
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社EPファーマライン
https://www.eppharmaline.co.jp/
株式会社EPファーマラインのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000151401.html
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