ギミックが「開業医白書2024」を発表、医師の過重労働やDXの遅れなどが明らかに

導入しているシステム・サービス「電子カルテ」が2位

クリニック専用の情報共有アプリ『ドクターズ・ファイル メディパシー』などを展開する株式会社ギミックが、2024年10月22日から11月11日にかけて、全国の開業医500人を対象に「開業医“人物”実態調査」と「開業医“悩み”実態調査」、そして「“開業するということ“実態調査」を実施。その結果を「開業医白書2024」として12月27日に発表した。

同調査において『導入しているシステム・サービス(複数回答可)』について質問したところ、「オンライン資格確認カードリーダー」が57.2%で最多。

「電子カルテ」が55.4%、「WEB予約システム」が24.4%、「電子処方箋」が12.0%、「WEB問診」が11.2%、「オンライン診療」が10.6%、「院内のコミュニケーションツール(チャットツールなど)」が9.8%などと続いた。

「オンライン資格確認カードリーダー」と「電子カルテ」はいずれも導入率が高いが、それでもおよそ60%にとどまっており、「WEB予約システム」に限っては24.4%と医療DXが進んでいないことが分かった。また、システム導入率に対するスタッフの充足度についても、「充足していない」群のほうが割合が高いといった結果も得られている。

開業医の悩み1位は「スタッフの採用」

『開業医の悩み(複数回答可)』について質問したところ、「スタッフの採用」が最も多く48.0%。「集患・増患」が28.2%、「膨大な業務量」が23.0%、「経営戦略・事業運営」が22.6%、「スタッフとのコミュニケーション」と「医事・会計」が同率の20.6%、「スタッフの離職率」が16.2%などとなった。

最多回答となった「スタッフの採用」に関しては、従業員数別に見ても同様な結果が得られており、規模に関わらず“採用”に大きな課題を抱えていることが分かっている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社ギミック プレスリリース
https://www.gimic.co.jp/news-1/739/

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