大阪府柏原市、運営の4施設に千株式会社の保育業務ICTサービスを導入

千株式会社が保育者の働き方改革の推進を目的に、無償提供している保育業務ICTサービス『はいチーズ！システム』について、大阪府柏原市（以下、柏原市）運営の保育施設4施設に導入されたと、1月9日に発表している。

柏原市では就学前施設である幼稚園6園と保育所5園の11施設から、認定こども園4園と保育所1園の5施設に集約する「幼保再編事業」を実施し、市内で初めて認定こども園を開設した。同園では1号認定と2号認定の園児が混在し、登降園時間が異なることによって、その管理が複雑化していたほか、保護者も毎日その時間を書面で記入しなければならず、双方に負担が生じていた。

保育ICTシステムが存在する中で比較検討した結果、先行導入していた「はいチーズ！フォト 先生プラン」との併用で費用が一切不要となることに加え、シンプルで使いやすいこと、登降園管理や連絡帳機能など充実した機能を評価し、今回『はいチーズ！システム』を導入するに至っている。

柏原市では円滑な運用を実現するため、操作方法や活用方法を習得し各園での質問に対応する「ICTリーダー」を配置。ほかの保育士の同システム導入などに関する不安を軽減し、スムーズな導入を実現している。

また、現場の混乱を最小限に抑えることを目的に、最初は登降園管理と連絡帳機能に絞って慣れてもらうなど、段階的に機能導入するといった工夫も行った。

これらの工夫などにより、利用開始1か月後には現場から「他の機能も使ってみたい」といった積極的な声が上がり、予想を上回るスピードで定着。

iPadなどで撮影した写真をシステムにアップロードするだけで、自動的にレイアウトされたドキュメンテーションが作成されるドキュメンテーション機能もあり、保護者からドキュメンテーションが「見やすくなった」といった声も上がるなど好評を得ている。

（画像はプレスリリースより）

千株式会社 プレスリリース
https://sencorp.co.jp/10658/