インフラメンテナンス業界全体の効率化に貢献へ
株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマークが、橋梁点検専用の記録効率化アプリ『Waymark Note』のβ版のトライアル提供を開始したと、1月10日に発表している。
同アプリは、橋梁などのインフラ点検時における記録作業を効率化するために開発されたものである。
同社はこれまで先駆的なドローンによる橋梁点検に取り組み、約1,000橋のドローン点検を行ってきた。しかし、印刷の手間や足元が不安定な中で多くの紙資料を見ながらの作業、手書き記録の修正・記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さなど、多くの課題があった。
これらの課題を解決するため、さまざまな市販アプリをテストしたが自社の現場ニーズを十分に満たすものが存在しなかったため、自社の作業効率化を目指し、橋梁点検専用記録効率化アプリ『Waymark Note』の開発に至っている。
同アプリを同社が用いて内業作業の効率できるか試験したところ、内業時間を約30%削減できたため今回、インフラメンテナンス業界全体の効率化に貢献する目的でβ版のトライアルの開始に踏み切った。
現場に必要な資料を簡単に複数登録が可能
同アプリは、現場に必要な資料を簡単に複数登録が可能で、1つの画面で損傷図や写真帳などを切り替えて表示する機能を搭載。メモ記載もできるため、点検中に紙資料を多く持ち運んだり、不安定な足元の屋外で何度もページをめくったりする必要もなく、速やかに野帳確認と安全作業を行うことが可能だ。
また、野帳上に写真番号を登録後、現場で撮影した写真を登録するだけで、撮影した順に写真番号と写真データが自動でひも付けされる機能も備わっている。
更に部材名や損傷の種類など、点検に特化した用語を選択して入力ができるツールも搭載。細かく定義された専門用語を完全に覚えていなくても、迅速かつ正しく記入が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク
https://www.jiw.co.jp/newsroom/detail/20250110103931.html
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